とある科学の超電磁砲第二十七話「八月十八日3」 2010年電撃大王2月号掲載分

美琴がフレンダと交戦してる一方で、布束はある研究所に呼び出されていた。
そこは布束が監修した『学習装置』をつくった場所。
呼ばれた理由は、何かのトラブルがあって、すぐにデータを余所に移す必要があったから。
でも、何かをするわけではない。
ただ見ているだけ。
学習装置を大掛かりに動かすから、注意とかあれば言って欲しいみたいな感じだな。
また、トラブルというのは、美琴が各所の研究所を襲撃しているから。

雇い主の目的とか、善悪とかどうでもいいとかはフレンダにとってはどうでもいいこと。
やはりというか、やっぱり、フレンダは追い込まれたわけではなくて、
美琴を追い込んだ。
すでに導火線も、ぬいぐるみも仕込んである。
退路も、盾になるものもない。

でも、美琴にとっては関係なくて、床ごと磁力で持ち上げて導火線を断線......。
豪快だなやることが。

フレンダも磁力で床を持ち上げた事実をみて、美琴が超能力級の能力者だと知った。
けど、フレンダはスタングレネードをつかって、美琴の視力と聴力を奪って攻撃する。
能力者が自分の能力に自信があると生まれる油断をついた攻撃がフレンダはおこのみ。

ミサイル（？）が全弾命中したと思っているフレンダは勝利を確信した。
美琴は電磁波で空間を把握して、壁と天井をつたって、フレンダの背後に回り込んだ。
目と耳が使い物にならなくても、そのぐらいの芸当はできるのか。
でも、相当計算したり把握するのが困難な気がする。

でもでも、フレンダはまだ隠し玉を持っていた。

学園都市特製気体爆弾「イグニス」
香水ほどの量でもそれなりの爆発。
部屋を満たすほどの量ならどうなるかな？
美琴が電撃なんか使ったら、一気に起爆。
建材を使っても、摩擦での発火が......。
美琴の一切の攻防の手段が失われた。

防御ばかりの美琴に対して、フレンダは躊躇なく攻撃を仕掛けてくる。
死ぬのが怖くて、暗部で仕事やってられるか！という感じだけど、
実際は部屋に充満してるガスはただの窒素ガスで、爆薬でも何でもない。
当然知らない美琴はボロボロになって、体力も相当消費している。

コイツは私に殺される為に生まれてきたんだ。
そんなことを美琴にいったら、スイッチが入るよ？
そもそも美琴は、『妹達』の計画をダメにするために、
行動してるわけなんだし。
殺されるために生まれてきた存在としてミサカシリーズが連想される。
抗うことも、助けを求めることもせずに、殺されることも受け入れる。
そんなバカなことふざけるな！と。

摩擦も衝撃も加えることなく、相手を倒せる方法として絞めを選択した美琴だけど、
フレンダは絞められた状態から美琴を投げる。

み　え　た　！！
ええ、パンツの話です。

パンツが見えながらも美琴を投げたけど、同時に着火に使う道具も散らばった。
その中の一つが、フレンダの足元に延びている導火線に向かって......。
起爆はおきたけど、フレンダは回避。
ここで忘れてはいけないのは、この空間には一応『気体爆弾』が充満してることになってる。
けど、誘爆しない。
だから、美琴にハッタリだとバレれた。

てへっ。っと可愛くやってるけど、電撃が使える美琴に撃破された！
さて、次の『アイテム』と戦うことになるのかな？
次回はどうなる？

「とある科学の超電磁砲」ORIGINAL SOUND TRACK 1
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