運命なんてものは、意外とその辺に転がっているのかもしれない。トニカクカワイイ第291話「蜂と月」 このエントリーをはてなブックマークに追加 運命なんてものは、意外とその辺に転がっているのかもしれない。トニカクカワイイ第291話「蜂と月」

トニカクカワイイ第291話「蜂と月」

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宇佐美潮はモテる側の人間らしい。
けれど、彼女は男子から告白されても、心が動かなかった。
モテたとしても、恋愛というものに興味がなかった。
だから、誰かを好きになることなんてないと思っていた。

そんな想いを持っていたときに出会ったのが輝夜。
しかも突然「そのまま動くな」と言って箸を取り出して、
美潮の頭にいたスズメバチを捕獲して逃がすというよくわからない状況に遭遇。

全くわからないな?

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輝夜がたまたま箸を持っていたのは、
コンビニでおにぎりを買ったら、なぜか箸が入っていた。
その箸はきっと美潮を助けるために必要な運命のアイテムだった。

輝夜からしたら、「動くな」と箸を持った知らない女から言われて、
その言葉を信じてくれたことが嬉しかった。

美潮はその時の輝夜を見て、心が躍った。
男子から告白されても、心が動かなかったのに、輝夜に心を奪われた。
美潮はこの時、輝夜の名前を聞くことができなかった。

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名前も知らず、もう一度会えるかもわからなかった。
でも、運命だから、再会することができた。

心が躍って、再会できて、しかも、輝夜が美潮のことを覚えていてくれた。
それはときめいてしまうよね。
美潮は言うつもりはなかったけど、
気持ちが溢れて、自分の好意を伝えてしまった。

美潮は、誰かを好きになることを知らなかった。
輝夜も恋愛関係の事柄をわかっていない。
でも、彼女は相手の気持ちを蔑ろにしないだろうから、
何かしら真っ直ぐな答えを出しそう。
それにはナサの助力が不可欠か。


トニカクカワイイ(29): 少年サンデーコミックス コミック 2024/9/18