What A Wonderful World 13
ハヤテのごとく! 第561話「Liberi Fatali」
全部嘘だった。
都市開発の話は嘘。
ハヤテがナギのもとに転がり込んだことを聞きつけたハヤテ父が、
その分け前をもらおうと千桜から情報を集めていた。
面会謝絶だった神崎さんも嘘。
ハヤテ父が情報を集めて、ハヤテ母がナギに近づいた。
どれもこれも、ハヤテが「お金持ちのお嬢様のところで楽しんでいる」とことを知ったのがキッカケ。
ナギのところにいるっていう情報がヒスイからきたのかもしれないなーと思ってる一方で、
この両親ならハヤテのことを自分たちで調べて勝手にどうにかしそうとも思う。
ナギとハヤテの間の爆弾を爆発させたのはハヤテの母。
ナギを「本当に愛の告白だったのか?」と揺さぶり、
ハヤテに「本当は誘拐しようとしたくせに」と突きつける。
ハヤテが誘拐しようとしたことは、きっと根拠なんかなくて、
自分たちならどうする?と考えたからかな?
いずれにせよハヤテの口から「全部勘違い」と言わせ、
病室に隠れていたナギに聞かせたというのは上手い。
ナギが病室にいるかもしれないことをハヤテが少しでも意識していれば、
きっと言わなかったんだろうけど、母親相手では冷静になれなかったんだろう。
マリアさんがいなくなり、ハヤテしかいなかったナギにとって、
ハヤテの口から出た「全部勘違い」というのは衝撃的すぎる。
ナギが屋敷に帰って、マリアさんに泣きつこうとしても、当然いない。
ハヤテがいなければ、マリアさんはメイドをやめようとしなかったのではないか?
ハヤテがいるから、マリアさんがいなくても大丈夫。
そう思って、自分をどうにか支えていたのに、ハヤテは自分のことを愛していたわけではない。
そんな現実は受け入れられない。
王族の庭城への道を開くには充分な負の感情の爆発だよな。
このナギが王族の庭城への道を開くというのはヒスイたちにとっては予想外なんじゃないかなと思えてきた。
大バブルクリスマスパーティーで、新・新造王玉で負の感情を少しずつ集めるというのが、
保険としてのサブプランで、ナギを追い込むというのが本命ならわかる。
けど、サブプランにしては多分新・新造王玉を造るというのはわりに合わない気がする。道が開くとどうなるんだろう?
白皇学院に道ができるんだろうけど......。まあ、近いのはヒスイと姫神だしなー。
ここまでくると、マリアさんの書いた手紙が最後のアイテムになる気がするな。
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