ハヤテのごとく! 第185話「THE END OF THE WORLD 8 憎悪の王の誕生」
ハヤテの親は最低だとはわかっていたが、改めてその確認をさせられた。
コイツらダメだ。
ハヤテとアーたんの指輪。
二人にとって、いや、アーたんにとってどれだけ大切なものだったか。
ハヤテの親にはそこの意味はわからずとも、子供であるハヤテが持っていた指輪を……。
預かっているといって質屋に入れる……って。
確かにハヤテにも子供らしい愚かさがあった。
彼が決意して言った言葉での親の反応で、自分が彼らを変えたという錯覚を覚えたこと。
そして、親の言葉を信じてしまったこと。
それがあまりにも愚かだ。
ハヤテの行動に怒りを覚えるアーたん。
仕方ないとは思うが、ものすごい豹変ぶりだ。
怒りで怒りを呼び起こし、怒りで……。
アーたんの両親がヒドい……のではないかな……?と思っているのだけど、
そんなヒドい親でも大好きだったんじゃないかなと、関係のないところで思う。
彼女が名前を呼んでもらいたいのは……天球の鏡に映ったマリアさんなのか、それとも両親か。
……いや、前者のマリアさんかも知れないな……と思ってみたり。
アーたんの口調がものすごく変わっている気がしてならないけど、
それは怒りから来る変化か……。
「あなたがいれば……私は……ここを……!」
上のセリフをどう捉えるべきかで悩んでいる。
「ここを」のあとに何が続くのか。
パッと浮かんだのは、私はここを出て行けるのに! というセリフ。
でも、彼女はハヤテと一緒にいたいと思っているはずだから、それはないかと思う一方で、
実は王族の庭城というのは、常に誰か一人が、
その場所に居続ける必要がある、その手の呪いが掛かった場所じゃないか?
とも思ったり。
他に「ここを」のあとに続く言葉としては、少しでも幸せの場所にできるのに!。
といったようなセリフ。
ハヤテとアーたんの二人の小さな世界として王族の庭城を閉じてしまうという方向を考えたんだけどな……。
アーたんに両親がいないから!というのはどうか考えてもタブー。
両親の事ばかりを考えていたハヤテからポロリと出てしまった禁句。
それがやはりハヤテの罪だな。
だから、「ずっと一緒にいられる」と思っていて、
子供の頃のハヤテにわからず、成長したハヤテは彼女の言っていたことが確かに正しいとわかったのか……。
アーたんは自分がどんな思いでここにいるか知らない癖に!と言った感じで激昂しているが、
でも、それは……彼女が口に出して言わなければ伝わらないこと。
どれだけ胸に秘めていても、口に出さなければ他者には伝わらない。
アーたんの怒りが一旦収まることで、ハヤテは王族の庭城から追放されるのかな。
となると……やっぱりハヤテがアーたんを王族の庭城にもう一度迎えにいく必要があると思う。
でも、10年も経過した今、彼が彼女のところに行くというのは動機として、
なにを持ってくればいいのだろう?
10年。
それは遅すぎるだろう。
少なくともハヤテの物語としては、「罪と罰」が出てきそうだな。
今回のことが罪、そしていつかハヤテは罰を受けなければならないのか?
でも……ハヤテがしなければいけないのは、アーたんという孤独と憎悪にまみれた少女を引き上げることだと思う。
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‘愚者’と聞いて、今回の『ぼく夜』を思い浮かべてしまいました…orz
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コメントレス遅くなってしまって申し訳ありません。
ええ、「愚者」といえば、ぼく夜が出てきますね。
ぼく夜はホントに「愚者」ですが。
ハヤテの両親も……また……。