胸にこみ上げる想いは勘違い。トニカクカワイイ第178話「天と地と」 このエントリーをはてなブックマークに追加 胸にこみ上げる想いは勘違い。トニカクカワイイ第178話「天と地と」

トニカクカワイイ第178話「天と地と」

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冒頭のモノローグは、きっとカグヤ姫のものなんだろうと思う。

「願いを叶えてほしかった」
「あなた方はその願いを拒絶した」
「お前だけだよ。私の願いを叶えてくれたのは」

このあたりがポイントなのかな。

「願いを叶えてほしかった」
→蓬莱を飲んで永遠に一緒に生きてほしかった。

「あなた方はその願いを拒絶した」
→帝と翁に一緒に生きてほしかったんじゃないかな。

「お前だけだよ。私の願いを叶えてくれたのは」
→この言葉は、蓬莱を飲んだ司へのもの。

まだ想像できないのは「我が祈りの半身よ」の部分。
これがどういう意味かなんだよな。
長い時間を一緒に歩むことになるパートナーという意味なのか。

あと気になるのは「私が全てを失う前に」ここだけど、
月に帰るカグヤ姫が羽衣を着ることで、地上での記憶を失うことを言ってるのかな。

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紅さんが「なんでこんなところにいるのよ!」に対して、
千歳の「私有地だからよ!」はその通りの答え過ぎる。
なんらふもとに私有地だから立ち入り禁止と書いてあったらしい。
犬養さんと紅さんは気が付いてなかったけど、輝夜は気が付いていたらしい。

紅さんたちも歩いてきて疲れたから一晩泊めてと言い出して、
それを司は許可した。

紅さんと犬養さんが夜道帰るのは危ないというのもあるんだろうけど、
輝夜の存在も気になっているんだろう。

輝夜は、司とナサが京丸の屋敷にいるのが
「月読時子の土地で、遺品整理にきている」
ためだとわかっている。

時子さんの名前が出てきたのは千歳の発言からだろうし、
遺品整理も時子さんが亡くなったニュースを知っていたあたりかな。

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輝夜と司の間には何かがある。
でも、お互いになにもしらない。
輝夜の胸にこみ上げる懐かしさがある。

元々、蓬莱って、カグヤ姫が長い時を一緒に歩いていけるように残した不老不死の秘薬。
これは、月と地球で離れてしまって会うことはできないけど、
それでも長い時間を共に感じられるようにしたいものだと、理解している。
だから、カグヤ姫も長寿、または不老不死だと考えていた。

これが違うのかな。

なんとなく月光輝夜は、カグヤ姫の転生なんじゃないかな。
普通の人間は転生はできないけど、カグヤ姫は転生を繰り返すことができて、
蓬莱を飲んだ帝と再会することを期待していたとか?
片方は転生しながら、もう片方は永遠に生き続けながら再会を繰り返すなんて、
重たいよなー

トニカクカワイイ(19): 少年サンデーコミックス コミック 2022/2/18