ネタバレなしでは書けないので、多少はネタバレ含めます。
シン・エヴァを公開初日に観てきた。
エヴァとの付き合いは25年。
やはり公開初日に決着を付けにいかなければならなかった。
学生時代に無理して、アニメシリーズと旧劇場版DVDを全部買って、腐るほど観ていた。
それから数年が経って新劇場版シリーズの開始した。
新劇場版の公開時点ですぐに終わるとは思っていなかったけど、
それでもここまで長くなると思わなかった。
なによりも、まさかQから9年も待たされるとは思ってもいなかった。
公開されただけ、良かったと思っている。
長く追いかけ続けている作品の完結を見届けることができたのは、
ファンとして幸せだと思う。
本編の話に簡単に触れていこうかなと思います。
細かいところまでは文章にできないし、
むしろ、何を書けと?なるのでそこまでは書けないです。
Qではほとんど語られなかった14年の時間の空白。。
シン・エヴァを観たときに、それは空白でよかったと思った。
あの世界における14年はどれだけ大変だったのかはシン・エヴァで伝わって来たし、
それを乗り越えて生きていくというのがわかった。
14年の中で何があったかは、それはトウジやケンスケの会話、
ケンスケとアスカの関係性、シン・エヴァで登場したさまざまな人たちの
生き方などから、そういったものでわかる。
だから、Qはアレでよかったと今は思っている。
個人的に好きなのは
ラストバトル前にアスカが「たぶん14年前、あんたのことを好きだったのよ」とシンジに言って、
その後、旧劇を思わせるLCLの海から生還したアスカにシンジが、
「好きっていってくれてありがとう。僕もたぶん好きだったよ」
このやりとりでなんか「旧劇のアスカを救ってくれてありがとう」となってしまった。
#セリフや場面が違ったらごめん。
最終局面付近のミサトさんとシンジのやりとりはグッときたし、
ニアサードインパクトからのミサトさんが背負ってきたものを知って、
Qのミサトさんのあの態度は優しさだったんだなとわかった。
アニメ、旧劇ではやってこなかった、シンジがゲンドウのことを知ろうとしたのは、
「この親子、25年経って、やっとかよ!」と思ったよ。
でも、やってくれてよかった。
シン・エヴァでは、途中の何気ないシーンで泣きそうになったり、
ラストのちょっとしたところで思わずニヤリとしてしまった。
いっぽうで、クライマックス付近では「庵野監督やってくれたな!」と思った。
巨大綾波の顔をみながら笑いそうだった。
ある意味、エヴァといったら、巨大綾波の顔だな!とすら思ってるところもある。
ただ映画館には子連れもいたので、お子さんのトラウマにならないか心配だった。
たぶん書きたいことはたくさんあって、でも、それは全部書き切れない。
正直な話。
シン・エヴァで終わるとは1ミリも信じてなかった。
でも、シン・エヴァを見終えて、
自分に湧いた想いは「終わった。うん。終わった」ということ、、
解放感、満足感、そういったものだった。
きっと「エヴァの呪縛」から解放されたんだと思う。
この感覚、感情は、もう体験できない。
もう一度、シン・エヴァを観ても無理だろう。
一度きりの体験だ
シン・エヴァは、TV版、マンガ、旧劇、それらの物語を全部すくい上げてくれたと思ってる。
だからこそ、「終わったな」と思ったんだと思う。
うん。やっぱり、エヴァは完結したよ。
庵野監督、スタッフの皆さん、キャストの皆さん。
ありがとうございました。