黄昏色の詠使い~奏でる少女の道行きは~のレビューらしき紹介 このエントリーをはてなブックマークに追加 黄昏色の詠使い~奏でる少女の道行きは~のレビューらしき紹介

奏でる少女の道行きは

アマゾンよりコピペ。
自分の進むべき道。それを探す召喚ファンタジー!
夏の移動教室へきたクルーエルとネイトたち。クルーエルは、ウキウキする反面、自分が使う召喚術・名詠式への悩みを抱えて複雑な気持ちだった。そんな中、移動教室の近くの研究所で人が石化する事件が起きて……!?

黄昏色の詠使い~イヴは夜明けに微笑んで~の続刊。
前巻がネイトとクルーエルの物語だとして、今巻では二人のクラスメイトであるエイダ・ユンの物語。
エイダ・ユンは、何かを呼び出す名詠士とは異なる名詠式によって召喚されたものを送り返す祓名民の血筋だ。
だけど、そこにあるのは親に敷かれたレールに逆らおうとする姿。
祓名民ではなく、名詠士として学んでいくと決めた。しかし、その中でやはり葛藤がある。葛藤によって、少女は自分が歩く道を決める。

もちろん、エイダ・ユン以外にもネイトとクルーエルの話も入ってる。
ネイトは依然として、夜色の名詠式を練習しているし、クルーエルもそんな彼の練習に付き合っている。
クルーエルとネイトの関係が、少しずつ変化していくのだろう。
クルーエルは、前巻での出来事で赤色の真精を呼び出したことで、力が上昇している状態。
突如として、自身の持っている力が大きくなっていることに対して戸惑いがある。
それに対して、ネイトが寄せるクルーエルへの信頼。
割と、この二人の関係というのは面白いものがある。

物語全体としては、前巻同様に「孵石(エッグ)」がキーとなる。新たなキーとしては、「ラスティハイト」という人物の名前。
孵石の研究と生成を行ったとされる研究所へ行くことがメインとなる。
その研究所では、夜色同様に五色の名詠式に属さない灰色の名詠式に絡むものが出てくる。

生徒達が葛藤していくのと同様に、教師達であるゼッセル、エイダも教師である、大人である責任を果たそうとしているイメージ。

次巻にも続くが、次巻からやっと本編が動き出すという感じのものらしい。
今巻も前巻のように、丁寧に作られてる印象を受けたので次巻も期待したい。

次巻も期待。(FC2 Blog Ranking)
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