Fate/ZeroVol.1「第四次聖杯戦争秘話」のレビューらしき紹介 このエントリーをはてなブックマークに追加 Fate/ZeroVol.1「第四次聖杯戦争秘話」のレビューらしき紹介

Fate/Zero Vol.1 -第四次聖杯戦争秘話- (書籍)

2007年1月13日より以下で取り扱われます。
・アニメイト
・ソフマップ
・虎の穴
・メッセサンオー
・メロンブックス

私はコミケで手に入れたのですけど。
Fate/Zeroの公式ページ

文章はニトロプラスの虚淵玄さん。書かれているのが奈須きのこさんではないけど、みごとにFateの世界を書かれている。
今回のVol.1では、第四次聖杯戦争の開始までが描かれている。

冒頭で「一人でも多くの命が載った皿を救うために、一人でも少なかった皿を方の皿を切り捨てる」という文章。ここは切嗣が願った世界の誰もが幸せであってほしいという理想が行き着いた先。Fate/Stay nightの士郎が最終的に行き着くでろうものを示している。現に、Fate/Stay nightをプレイした人なら、似たような内容の文を見ているのではないだろうか?

イリヤの母、アイリスフィール・フォン・アインツベルンが第四次聖杯戦争の「聖杯」だ。それと同時に切嗣の妻。アイリスは、イリヤの母だけあってイリヤが大人になったような女性だ。
Fate/Stay nightでは、どことなく冷徹なイメージを感じていた切嗣。だけど、少なくとも幼いイリヤと遊んでいる彼からは冷徹な印象は受けなかったな。良き父に思えた。
彼は幸福であることに苦痛を感じているし、愛する人がいることにも苦痛を感じている。彼の中では、命は等しく平等で無ければならないのだから。一人でも多くの命が載った皿に愛する人や大切な人が載っていないとしても、迷いもなく、もう一方の皿を切り捨てるのだから。それを考えると、第四次聖杯戦争の終着点である、令呪でセイバーに命じて聖杯を壊すという展開。切嗣はどんな事柄を考えて、聖杯を破壊させたのだろうか?

言峰綺礼はFate/Stay nightに至るまでに何があったのかというぐらい性格が違う。無欲な優等生みたいなイメージかな。

全サーヴァントと全マスターのイラストがあるわけではないので、結構わからないので、Fate/Stay nightの方のサーヴァントがすぐに連想されてしまう。
ギルガメッシュとライダー、ランサー、セイバーはいいとしても。キャスター、アサシン、バーサーカーはさっぱりだ。

読み進めていくとライダーとそのマスターの主従関係が妙に面白かったかな。
なんだかんだで、いい感じだと思う。ただ、後の展開ではこの二人も敗れてしまうのだから残念だ。ただ、敗北=死なのかはまだわからないけど。
切嗣以外の魔術師を見ていると、本当に切嗣が異質であることがわかる。
魔術師が銃やらPCを使うのは、イメージからしても異質だもんなー。

本編で出てきた幼い凜と桜。この二人のイラストが見てみたい気がした。まあ、挿絵がないから仕方ないけど。

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